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三菱マテリアル不正事件で思うこと

今年2017年5月10日のブログで、ボクは三菱自動車の燃費改ざん事件を受けて、次のようなことを書きました。


>弥太郎の精神を受け継ぐ三菱の社訓:三綱領は次の通りだ。

三菱三綱領

所期奉公 :期するところは社会貢献である。
処事光明 :フェアープレイに徹しなければならない。
立業貿易 :グローバルな視野で考えて行動せよ。

この社訓を読むと、弥太郎の理念が良く理解できる。大変素晴らしい社訓である。しかし、多角化し、巨大化した今の三菱の社員達全員がこの社訓を暗記し、その歴史の重みを十分理解して行動していると言えないはずだ。

なぜなら・・・特に昨今の度重なる三菱自動車の不正のニュース:パジェロ事件・リコール隠し・燃費改竄(かいざん)などを聞くにつけ、この初期理念はどこへ行ったのか?と思うからである。これまで書いてきた岩崎弥太郎らのすさまじい努力の歴史を知って、そのような三菱の社員であることに誇りを持てるような教育がなされていないことに由来する、一連の事件なのだろう。


三菱の復活のために、全員がこの素晴らしい理念にもう一度立ち返ってみる必要があるだろう


・・・と、このように。
しかし、ここへきて、またしても三菱の不正事件ですか。

12/1(金) 20:12配信  <三菱マテ子会社不正>三菱電線工業の社長更迭 改ざん引責 毎日新聞 より引用

<三菱マテ子会社不正>三菱電線工業の社長更迭 改ざん引責

 三菱マテリアル子会社の三菱電線工業は1日、村田博昭社長(60)が取締役に降格し、後任社長に三菱マテリアルの高柳喜弘執行役員(54)が就く人事を発表した。就任は1日付。同社で発覚した製品検査データ改ざん問題の責任を問われ、更迭された形だ。
 村田氏は、製品の検査データ改ざんの事実を知りながら取引先への出荷を続けていたことを記者会見で認めていた。出荷した可能性のある企業は229社に上る。
 三菱マテリアルは、高柳氏を新社長に就任させ、ガバナンス(企業統治)強化や再発防止策の策定を主導する狙い。村田氏は引き続き、取締役として改ざん問題の対応に当たるという。
 一方、三菱マテリアルは同日、社外取締役などで構成する特別調査委員会を社内に設置したと発表した。検査データ改ざんが発覚した子会社の三菱電線と三菱伸銅は11月中旬に調査委員会をそれぞれ設置していたが、親会社の三菱マテリアルにはなかった。三菱マテリアルは同日付で、品質管理の専任部署として「品質管理部」を新設したことも発表した。



三菱グループのHP には、次のようなことが書かれています。

>三菱には、140年余の歴史の中で引き継がれてきた経営の根本理念があります。
それは第四代社長岩崎小彌太により、1930年代に「三綱領(さんこうりょう)」として記されましたが、その精神、価値観は今日に於いても脈々と生きており、三菱グループの企業活動の指針となっています。


は?どこが?(怒) って思います。


岩崎彌太郎・彌之助・久彌・小彌太、この偉大な創業者の系譜。 

一体どうやって彼らに顔向けが出来るのでしょうか?

もちろん大企業ですから、表向きな理由と裏の明かせない理由はいろいろと想定できますが・・・。

われわれは、われわれの歴史のなかに われわれの未来の秘密が横たわってゐるということを本能的に知る。
岡倉天心 「東洋の思想」



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